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トルコの今どき
  17: チェザ 「Holocaust」

サラーム:トルコのヒップホップです。猛烈な早口ラッパーに驚くでしょ?

細川:チェザはトルコではテレビや新聞にも登場してますね。

関口:トルコにヒップホップのクラブってあるんですか?

サラーム:平日は若者に人気のある R&B やヒップホップをやってますね。チェザはドイツ制作の映画『 CROSSING THE BRIDGE 』に参加してます。このサウンドトラックには今日紹介したような様々なオルタナティヴなアーティストが揃っていて聴き応えあります。

関口:これはドイツ人から見たトルコ、っていう選曲なんですかね?

サラーム:そうですね。トルコではこういう並びはあり得ないでしょう。

 

18: セルタブ・エレネル 「Music」

サラーム:『 Crossing 〜』で、このマドンナのカバー曲を歌っているシンガーです。彼女はユーロヴィジョン・コンテストで優勝しました。全体的にトルコはちょうど今、日本の 90 年代みたいなクラブ・ミュージック・バブルが来ている感じだ。

関口: Doulemoon の今後に期待したいですね。


おわりに
 

関口:さきほどもスーフィーの音楽が話題にのぼりましたが、ここでスーフィー系のネイ奏者を紹介します。

 

19: クドシ・エルギュネル「Bosphore」

関口:パリ在住でヨーロッパで活躍するクドシは 20 枚近いアルバムを出している人です。スーフィの旋回舞踊はどうですか?

サラーム:気持ちいいですね。眠くなる。

細川:最近はメヴラーナ教団は誰でも参加できる、というイメージを作っています。女性も受け入れるし。

サラーム: 13 世紀のメヴラーナの宗教家の詩集はマドンナも読んでいるらしいし、アメリカでは人気のようですよ。

関口:次に、ブルハン・オチャルも尊敬するパーカッションのオカイ・テミズ。

 

20: オカイ・テミズ 「Cayirda Buldum Seni」

関口:オカイは大ベテランで、スウェーデンなどでも活躍しています。ジャズ・トランペッターのドン・チェリーなどとも交流が深く、アフリカのミュージシャンとも共演している大物です。最後にジプシー系クラリネット奏者のヒュスヌ・センレンディリジを紹介しましょう。

 

21: ヒュスヌ・センレンディリジ 「Oyun Havasi」

関口:トルコでインスト・アルバムとして初の6週間連続チャート No. 1を記録するヒットとなったアルバムからです。イズミール出身のジプシーで代々音楽家の家柄。細川さん、取材したときの印象はどんなですか?

細川:自信満々でした。でも家族をとても大切にしている様子で、ブルハンとは対照的(笑)。

関口:印象的だったのは「オレは聴衆を踊らせるために演奏しているのではない。じっと座ってオレの音を聴き、感動して欲しいんだ」という彼の発言。日本も日本人もリスペクトしているが、オレを呼ばないことが不満だ!とも言ってました(笑)。

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